「修正(しゅしょう)」
齢四十の時に中学校の同窓会があり、当時の先生方も何名か出席して下さいました。お正月に開催された事もあり、その中の一人の先生が「相田みつを」さんの言葉を引用し、次のようなお話しをされました。
「正月の正という字の辺は止です。正という字は、一に止まるということであり一を守るということです。一とは原点であり自分でありこの私です。自分が人間としての原点に止まる、それが正。自分が人間としての原点を守る、それが正。自分が自分の原点に立ち帰る、それが正です。そして、自分が自分の原点に立ち帰る月、それが正月です。つまり、自分が自分になる月、それが正月。自分が自分になるということは、人間としての、本来の自分になること。それでは本来の自分とは何か、損得、勝ち負け、有る無し等の比べることを止めた自分、それが本来の自分です。普段の私たちの現実生活は、比べることに振り回されているから、一年に一度くらいは比べることを止め、本来の自分に帰りましょう。」というような内容でした。
この先生の話は、仏教寺院で元旦に行われる「修正会・しゅしょうえ・元旦会・がんたんえ」という法要の意味にも通じるように思います。「修正会」とは字の如く、軌道修正しながら目的地を目指すように、年の初めに仏さまの前で新しい年を迎えさせていただいた喜びを思い、自分の人生の軌道修正をする大切な法要です。
善正寺でも毎年元日に、「修正会・元旦会」が厳修されます。元日にお参り出来ない方々もいらっしゃるでしょうが、二日以降でも構いません。本堂で手を合わせ、自分自身を見つめ直し、軌道修正しませんか。
皆さんのご参詣を、心よりお待ちしております。
合掌





